年月がたって壁紙の端の部分がめくれてきたときには、壁紙専用の接着剤を。壁紙であればビニール、布、紙にと使えて重宝します。接着剤を端までしっかり塗って張ったら、はみ出した接着剤を堅く絞った布で拭き取ればＯＫです。
　壁紙と壁紙の継ぎ目にすき間があいて黒ずんできたときは、クロス専用の穴埋め剤を使えば簡単にきれいにすることができます。使い方のポイントは、上から下へ少し盛り上がり気味に埋めること。この穴埋め剤はクギや画びょうの跡を補修するのにも使えます。

　浅いひっかき傷には筆ペンタイプの「住まいのマニキュア」（建築の友）などの傷隠しペンが便利。ＤＩＹショップには他にも豊富な種類の専用剤が揃っています。木目に沿ってひと塗りするだけの手軽さなので、木の色にピッタリの一本を常備しておくと良いでしょう。

　タイル目地剤で埋める前に、弱っている目地をマイナスドライバーでよくかきとっておきましょう。目地専用剤は水を加えて耳たぶくらいの固さで使います。古い目地部分を水で濡らして馴染みやすくしたら、指を使ってきれいにならしていきます。最後にタイルについた目地剤を布で拭き取れば出来上がりです。

　シャワーの水の出が悪いのは、水垢がシャワーヘッドの穴を詰まらせているから。針などで穴をつつけば簡単に詰まりは解消します。ただし、穴部分の周囲の水漏れは中のパッキンの老化が原因なので、シャワーヘッドの交換が必要になります。ネジが合わない場合は、別売りのシャワーヘッドアダプターで調整します。

　ひどい汚れには洗剤をスプレー上からラップを張り付けて１５分ほど置いて、汚れが浮いてくるのを待ちます。ラップをはがしてからタワシなどでこすって汚れを落とします。油で黄ばんでしまったタイル目地は「サビトール」（タイルメント）などでこすると白さが戻ります。

　小さな焼け焦げならサンドペーパー（２４０番）でタタミの目に沿って軽くこすります。その後にささくれた箇所に小筆を使って木工用ボンドを水で薄めたものを塗っておくと、かなり目立たなくすることができます。

　張り替えるまでもない程度の穴なら、和紙でできた専用の補修シールが良いでしょう。穴の大きさによってシールを選んだらペタッと貼るだけ。穴のあいていないところにも貼っておくと、いかにも補修したという感じになりません。

　ごく小さな穴なら透明の補修用テープで十分ですが、大きな穴となるとそうもいきません。全体を張り替える前の応急処置として、同じ網を張り付ける方法があります。網はホームセンターなどで１０センチ単位で手に入りますので、同じ大きさの目の網を選びます。穴より一回り大きく網を切り、周囲の網糸を抜いて穴のまわりの網目にピンセットなどを使って巻きつけるようにして固定してください。

　まず焼け焦げた部分をカッターで削り取ります。そこにカーペットの目立たない場所で、カッターを寝かすようにして集めたカーペットの繊維を木工用ボンドを使って埋め込めばＯＫです。

　ドアの開け閉めの振動でドアノブの中のネジがゆるんでしまうことが、がたつきの主な原因です。はじめにノブの付け根部分の穴にキリを差し込んでノブを引き抜きます。次に丸座にドライバーを差し込んではずし、裏金をとめているネジをしっかり締めなおしてください。